私とあなたとインド人が競争している。
フラット化する世界(上) (下)
トーマス・フリードマン
世界がフラット化するということは、インターネットが普及し生活が便利で快適になる一方で、インド人技術者とアメリカ人技術者が競争し、日本人の子供と世界中の子供が競争し、米軍とアルカイダが競争するといった具合に、今まで想像することすらなかった相手との競争が気づかないうちに始まっている大競争時代がやってきたということです。
私は、現在、香港市場や為替市場にアクセスしています。つまり、弱小個人投資家が、地方都市にいながらして、海外での金融市場の競争に参加しています。私が安いと判断して株を買うとき、世界の誰かが私に株を売っています(その株価を高いと判断した売り手は買い手(私)に感謝しているかもしれません)。すでに私もフラット化する世界での競技者となっているわけです。
あちら側にいるかこちら側にいるかではなく、多くの人がフラット化する世界に参加しはじめているのです。
世界の大きな流れの中でどう生きていくか、本書には様々なヒントが書いてあるように思いましたが、考えていくと気が遠くなりそうで、まあ、ボチボチ生きていくしかありません。
インターネットが社会に与える影響を想像するためには、あちら側なweb2.0とか日本ローカルネット企業とかの話は少しばかり忘れていただいて、本書を読んでいただくことを推奨します。