綿製品大量輸出から始まる工業化と都市化。
イギリス、アメリカ、日本、台湾、韓国、香港、中国、そしてベトナム。
ある時代、これらの国々(地域)は綿製品を大量に輸出していた。
そして、綿産業(低廉で豊富な労働力が前提でもある)を支えるために、重工業、流通業、都市インフラなど周辺産業が発達していく。
綿に歴史ありということで、「あなたのTシャツはどこから来たのか?―誰も書かなかったグローバリゼーションの真実」(著者:ピエトラ リボリ)。
自由市場を愛する人にも経済のグローバル化に反対の人にも参考になるTシャツの物語です。
極めて貧しい農村での暮らしより少しでも賃金をもらえる工場での暮らしの方がよいと考える人が多かった、という例示は印象的でした。
「ヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検する」、「まっとうな経済学
」など具体的な事象を追いかける数式が出てこない経済学者の本が流行りのようです。難しそうなことがなんとなくわかったような気分になれるので満足度は大きいです。