人口からは予測しやすい。
2006年8月31日 木曜日バブル再来 - 2022年までの株価シナリオと投資戦略 ハリー・S・デント・ジュニア
2009年NYダウは35000-40000とピークをつけ、それ以降、アメリカ経済は長期のデフレが続く。
最も支出の多い世代は46-50歳、アメリカのベビーブーム世代がその年齢に達するのが2009-2010年、アメリカはその時期に力強い需要が発生するとともにバブルの頂点を迎えるとのこと。
日本においては、団塊ジュニア(エコーブーム世代:ベビーブーマーの子供の世代)が46-50歳になるまで緩やかに経済が拡大するが、その人数は団塊世代を下回っているので経済に力強さが欠ける。ちなみに、団塊世代が46-50歳であったのが前回のバブル期とのことで、「経済の法則―3つの波が予測する「グレート・ブームの時代」」 においては日本のバブル崩壊後の株価低迷を的中させたとのこと。
本書は手にとって読むことを躊躇させる刺激的な題名ですが、人口の推移、年代別の支出動向、技術のサイクルなどを軸に理論を組み立てているためとても理解しやすいように思いました(数値の予測が当たるかどうかは別にして)。
例えば、人数の多い団塊世代がこれから引退生活をスタートさせると、日本の短期的な景気の循環に関係なく、医薬品、健康食品などの需要が伸びると予測できるわけです。
中長期的なマーケティング戦略を考える上で、人口というのはとても重要なキーであることを再認識させられますが、個々の会社に中長期的な戦略を考えている人がどれだけいるのかどうかは不明です。
ちなみに、中国は人口的に2020年頃までは経済拡大(発展途上国は政治が不安定なので株価の変動率は大きいが)とのことでした。
そんなところで、中長期投資(予測)は当たったかどうかが確認できるまであまりに時間がかかるので刺激も人気もなく、短期の投資は、例えば、ネット財閥(?)の社長がどちらに転ぶかはもうすぐ確認できそうなので、刺激も人気もあるのだろうなぁと理解しつつ、こまめに売買する反射神経は持ち合わせていないので中長期投資に専念しようと再確認している今日この頃です。